帯状疱疹ワクチン(2023.4.14更新)
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは,小児期に感染した水疱瘡ウイルスが神経の中に潜伏して,主に成人期以降にその神経の領域に一致して帯状あるいは楕円状の発疹(疱疹)の集合を見るという病気です。50歳以上が特に危いと言われています。
高齢者ほど辛い神経痛が長期にわたって続くことが多く,なった人は皆「予防接種があることを知らなかった,こんな状態になると知っていたなら接種を受けていた」と言われます。
現在帯状疱疹ワクチンには2種類あります。それぞれについて説明します。
①乾燥弱毒生水痘ワクチン
- 発症予防効果は約50%で,神経痛の発症を1/3に抑えることができます。比較的安価(とはいっても8,200円もします)です。接種回数は1回です。
- 予約不要です。
②不活化ワクチン(シングリックス)
- 発症予防効果は約90%で,神経痛の発症も10%ほどに抑えることができます。問題は高額な点です。1回の接種料金が22,000円で2〜6ヶ月間隔で合計2回の接種が必要になります。合計すると44,000円になります。
- 予約が必要です。